小児科ブログ

第122回日本小児科学会学術集会の報告

第122回日本小児科学会学術集会の報告

 

去る4月肌寒さの残る北陸・金沢にて第122回日本小児科学会学術集会が執り行われた。

当教室からは「エンテロウイルスD68流行期の休日夜間診療所での吸入動向」(在津正文)、「肺動静脈瘻に血管内治療を行ったOslar病」(樋口直弥)、「メポリズマブが奏功した好酸球性多発血管炎性肉下腫症」(田島大輔)が報告を行った。

サブスペシャリティ全てが結集する本学会では、近年新規治療薬が出現している便秘や医原性低Na血症を起こさない輸液といったcommon diseaseから新生児乳児消化管アレルギー・先天性心疾患の神経学的特性といった専門的分野、更には今話題の働き方改革といったトピックまで「こどもの全てにかかわるのが小児科」という佐賀大学小児科医局のコンセプトを再確認できた学会だった。

 合間には兼六園の素晴らしい景色や北陸の海の幸を新入局員と共に堪能する当医局の懇親会も執り行われ、日頃の疲労を癒すことができ、明日からの日常診療の活力となったひとときだった。(文責:田島

 

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