小児科ブログ

第35回九州小児不整脈研究会・カテーテルアブレーション秋季大会 参加報告

最近は肌寒くなり、暦の上では冬の始まりの時期となります。

 

今回は11月3-4日に開催されました九州小児不整脈研究会の報告です。11月上旬は唐津くんち、バルーンフェスタと佐賀では一年で最も人が集まり賑やかとなる時期でした。

 

その傍ら、本研究会は福岡市立こども病院で開催されました。これまでコロナウイルス感染症のあおりを受け、Web開催を余儀なくされていましたが、久しぶりの現地開催となりました。

 

本研究会は九州中の小児循環器科医が集合し、みんなで心電図を読み白熱した議論を重ねる会です。

国立循環器病センター、大阪市立総合医療センター、東京女子医科大学から御高名な講師の先生方をお招きし、貴重なご意見をいただきそしてそれぞれの分野の最新の知見をご講演いただきました。

 

そして喜ばしいことに当教室の医員である平川雄大先生が数多くある演題の中から優秀演題賞に選ばれました。研究会の1か月前から診療の合間に資料作成にあたり頑張っている様子を傍で見ていたので我が事のように

嬉しいことでした。彼には今回の経験を生かして更なる飛躍を願っています。

 

久しぶりの現地開催でしたが当番世話人である福岡市立こども病院の先生方のご尽力もあり会も盛況のうちに

終了しました。来年は佐賀・長崎の合同で行う予定ですが、小児循環器や不整脈分野に興味ある若手の先生も

ぜひご参加いただければと思います。

 

 

もう一つ、11月17-19日と福岡国際会議場で開催された「カテーテルアブレーション秋季大会」参加しました。

内科関連の学会ですが最新の治療方針やテクノロジーなど学べる有意義な会でした。小児アブレーションを

行っている施設ではありますが、まだ年間10例に満たず改善すべき点は多くあります。本研究会で得た知見を

活かして、今後の診療に約立てていきたいと思います。

 

                                        (文責 熊本 崇)

ページTOP