小児科ブログ

第60回日本小児神経学会学術集会の報告

第60回日本小児神経学会学術集会が、千葉県幕張メッセ国際会議場において開催(2018年5月31日~2日)されました。中村が「当院におけるてんかんとアレルギー疾患の合併についての検討」、一ノ瀬が「進行性ミオクローヌスてんかん様の経過を呈し網羅的遺伝子検査で診断に至った2例」、宇田が「小児期神経線維腫症1型のWeb登録システムの開発」、田島が「ヌシネルセン投与中の脊髄性筋萎縮症1型男児例の8ヶ月間の経過」についてポスター発表を行い、前田が「腰仙部皮膚異常の検討」について口演発表を行いました。

シンポジウム「神経代謝疾患に対する治療戦略の展望」で、松尾が「ニーマンピックC型の治療戦略」について口演発表を行いました。後日、樋口により佐賀大学医学部小児科カンファレンスにて同学会の内容について、「小児けいれん重積治療ガイドライン2017をどのように活かすか」、「脊髄性筋萎縮症の治療」についての話題提供、参加報告を行いました。

(文責 前田)

第32回九州小児ネフロロジー研究会に参加してきました

第32回九州小児ネフロロジー研究会が2018年7月21日~22日におおむたハイツ(福岡県大牟田市)で開催されました。

鈴木仁先生(順天堂大学腎臓内科学講座)のIgA腎症 Multi Hit Pathogenesisのご講演、また杉本圭相先生(近畿大学医学部小児科講座)のネフロン癆のご講演は、学問的また臨床的な関心が湧き上がる内容で、興味深く拝聴いたしました。また諸先生方に引き続き、佐賀大学大塚が遺伝性ネフローゼについて、講演をさせていただきました。

食事会後のMoonlight Meetingは議論が白熱し、Midnight!まで及びました。参加された50名の先生方の熱気を感じてきました。一般演題では、陣内久美子が「PRESを合併したHUSの一例」を発表し、本研究会から奨励賞をいただきました。来年の本研究会は佐賀大学が主幹しますので、今年の盛会に負けないよう準備をしたいと思います。

(文責 大塚泰史)

第32回日本小児救急医学会に参加してきました

第32回小児救急医学会が2018年6月2-3日に茨城県つくば市のつくば会議場で開催されました。

つくば市は東京から電車1本と利便性もよく、参加者も、小児科、小児外科、救急科、麻酔科、集中治療科、看護部と、小児に関わる様々な人が参加する学会でした。

私も、「ワルファリン内服中の感染症(胃腸炎)には十二分な注意が必要である」という演題で今回発表させていただきました。全体として、外傷や集中治療の観点からの発表がメインでしたが、内科救急疾患に関する報告も多く、また、看護部からも挿管チューブの固定を比較検討した報告等もあり、大変勉強になりました。参加してみて、やはり重症例等に関しては小児科・小児外科だけでなく、救急科、集中治療科など、様々な診療科との密な連携が重要だということを再認識しました。眼の前の患児を救えるように、日々精進します。

(文責 峰松)

第32回小児救急医学会

第53回小児腎臓病学会学術集会に参加してきました

第53回小児腎臓病学会学術集会が福島県福島市で開催(2018年6月29日、30日)されました。

佐賀からは6題の演題発表をしました。岡政史先生が「早産かつ極低出生体重で出生した児の6歳時腎機能の検討」で優秀ポスター賞を受賞しました。

また大塚泰史先生が「アルポート症候群とその診断方法及び現状の治療方法」について講演をしました。私は「当院で経験した小児ステロイド抵抗性ネフローゼ症候群の臨床的検討」という演題でポスター発表をさせて頂きました。各症例をまとめながら、患者さんから教わることの大きさを改めて実感しました。ネフローゼ症候群はその原因や機序が確立しておらず、難治性の場合やステロイド抵抗性の場合には治療が難渋しますが、より良い医療を提供できるよう、日々精進したいと思います。

(文責 陣内)

第53回小児腎臓病学会学術集会1

第53回小児腎臓病学会学術集会2

第40回日本血栓止血学会に参加してきました

第40回日本血栓止血学会が、北海道札幌市において開催(2018年6月28日~30日)されました。

「血友病A保因者の開腹手術における第VIII因子製剤補充の経験」について尾形がポスター発表を行いました。

血友病保因者への様々な対応は今後の重要な課題とされており参加した先生方からも多くの質問・コメントをいただきました。

また血友病Aの新たな治療として承認されたバイスペシフィック抗体エミシズマブについてはシンポジウムが開かれ大きな注目を集めていました。

(文責 尾形)

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