小児科ブログ
PALSの参加報告
2023.02.20
2023年2月18~19日、佐賀大学医学部附属病院にて、2019年ぶりにPALS(Pediatric Advanced Life Support)
プロバイダーコースが開催されました。
佐賀県内の小児科や総合診療科の先生、初期研修医の先生方が参加されました。講師の先生方は日頃から
小児救急に携わるエキスパートばかりで、実践的な内容がとても勉強になりました。参加した先生方との
議論も真剣で、白熱した2日間を過ごせました。
(文責:馬場裕太)
小児二次救命処置(PALS)開催報告
2023.02.20
2023年2月18日-19日に佐賀大学医学部付属病院 卒後臨床研修センターでPALSを開催しました。
インストラクターに福岡市立こども病院水野圭一郎先生をはじめとした、集中治療部・小児循環器の先生方を
お招きして、11名の受講者と頭も体も使った濃密な2日間を過ごしました。
受講者は小児科医のみならず、内科医・初期臨床研修医の先生が参加し職種・経験年数の異なる中で活発な
活動を行いました。
最初のうちはお互いに遠慮が見られておりましたが、次第にそれぞれが建設的な意見を発し、
個人の不足分を他の人がサポートするなどチームとして重篤な子どもを救うという目的を持った行動に
傍で見て頼もしく感じた次第です。
私自身、前回受講から7年が経過していた中で参加しましたが
・CPRコーチの存在
・早期のアドレナリン使用
・ROSC後の管理についての講習
など前回受講時にはなかった内容を改めて知ることができ今回大変勉強になりました。
今回受講された皆様が各病院に持ち帰り小児救命処置のリングを広げていただけたらいいなと思っています。
今後も定期的に佐賀で開催を計画しています。ご興味ある方はぜひ次回以降ご参加ください。
(文責:熊本 崇)
学会報告:第24回日本成人先天性心疾患学会総会・学術集会に参加して
2023.01.26
今回、愛媛県で開催されました日本成人先天性心疾患学会に参加しました。
学会では納所先生・峰松先生が貴重な症例報告を行い、質問も多く受けましたがそれぞれ的確に堂々と
答えていたのが印象的でした。両先生方お疲れさまでした。
若手の先生方が無事発表を終えほっとしたところで、私はというと今回で2回目の愛媛県。
愛媛県と言えば道後温泉が有名ですが、初めて愛媛県で開催された学会で道後温泉周辺を散策したので、
今回は松山城を学会最終日に散策しました。
松山城は松山市内の中心にあり、1602年から四半世紀かけて加藤嘉明公が築城したといわれています。
日本で12か所しか残っていない、江戸時代以前に建造された天守閣で日本100名城にも登録されています。
市街地からお城までロープウエイで登りますが、リフトでも登れます。
今回は雨が降っていて寒かったのでリフトは挑戦しませんでしたが、展望台から望む松山市街・瀬戸内海に
ひと時の休息を味わい愛媛を後にしました。
久しぶりの現地開催、各地の先生方の発表に刺激を受けまた頑張りたいと感じた学会でした。
文責:熊本 崇
第26回日本小児心電学会学術集会 参加報告
2022.11.15
2022年11月11日に大阪で日本小児心電学会が開催されました。
場所は大阪市中央公会堂で大正期に建てられた赤レンガ調の建造物でロマンあふれる講堂でした。
会場は3階でしたが、1階では結婚式が行われたので時折クラシックな音楽が流れ、
また修学旅行生が中を見学するなど普段の学会とは異なる雰囲気でしたが、
学会内容は質疑応答も活発で大変濃いものとなりました。
今回、私たちはカテーテルアブレーションを行った症例について報告してきました。
全国の先生方から貴重なご意見をいただき今後の診療に役立てていきたいと思います。
久しぶりの現地開催。自宅や職場で参加できるWebもいいですが、今回著名な先生方の口演をライブで
聴講でき、そしてフロアで直接話すことができ大満足でした。
(文責 熊本 崇)
佐賀県で初めて開催されたJPLS講習
2022.10.07
こんにちは、小児科 熊本です。
今回10月2日に佐賀大学でJPLS(Japan Pediatrics Life Support):小児診療初期対応コースが初めて開催されました。
JPLSとは小児診療における初期評価と初期治療を包括し、「防ぎうる心停止からこども体を守る」ことを目的として、日本全国で定期的開催されている日本小児科学会の正式な教育コースです。
今回、講師の先生方をお招きし、私を含む12名(定員)の小児科医がコースに参加しました。
主に重篤なこどもの認知、そして気道確保、呼吸・循環の評価を行い高次医療機関へ搬送するシチュエーションを想定し、準備されたシナリオを体験しました。限られた人材、医療機器の中で対応し初期対応を行う難しさを実感し、そして中には虐待や中毒患者の対応も含まれ大変勉強になりました。他にも骨髄針を鶏肉に対して実際に使用するなど、これまで骨髄針を使用したことがなかった若手の先生方にとっても貴重な経験になったようです。
今回は当方の告知不足もあり、5年目以下の若手の先生が過半数を占め、病院勤務の医師ばかりでしたが、JPLSはクリニックや休日こども診療所で重症かもしれない小児患者が来ることを想定してもトレーニングとなっています。
今後も定期的に開催する予定ですので、ぜひ次回からは病院の先生方だけではなく、市中で開業されています先生方のご参加もお待ちしております。
令和3年度第3回合同勉強会を開催しました。
2022.02.20
本日『佐賀大学小児科専門研修プログラム第3回合同勉強会』を行う事ができました。
専攻医11名中、PALS講習のため欠席した1名の先生 を除く、10名の先生方に参加して頂けました。
講師を引き受けてくださった山田先生、垣内先生、大変ありがとうございました。
担当:岡政史
22021年度第2回合同勉強会が開催されました
2021.12.20
12月18日に第2回合同勉強を行いました。
佐賀大学小児科専門研修プログラム
第2回合同勉強会
12月18日14:00~17:00
参加:10名
講義
1.尾形 善康 先生 『小児のリウマチ性疾患について』
2.熊本 崇 先生 『頻拍発作の対応』
3.西 眞範 先生 『小児がんの初期診療』
寒い中、県内の研修施設から皆さん集まっていただきました。
勉強に、休憩中のおしゃべり(日々の研修内容など)にと充実した時間を過ごしていただけたと思います。
また今回は小児科研修手帳の記録も確認しました。小児科医としての成長も
確認できるように各施設で記載して頂いていると思います。
今後ともよろしくお願いします。
(ちなみに次回は2月19日になります。)
佐賀大学小児科
岡政史
第33回九州小児不整脈研究会の参加報告
2021.11.08
近年は佐賀市で毎年秋に開催されていました当研究会ですが、2年ぶりに2021年11月3日に初のオンラインのみでの開催となりました。
今回も九州・沖縄の各病院から提示される難解な心電図の読影に始まり、日本を代表される小児不整脈の専門家の先生方からの教育講演、心電図の読影・疾患の診療に関するご指導を賜る事ができ、大変充実した研究会になりました。当院からは、熊本 崇 先生が致死的不整脈を生じる可能性のある希少な症例の発表をなされ、発症前に学校心臓検診で検出する事の重要性を示されました。今回は初のオンライン開催でしたが、サテライト会場内でも議論が行える事や、投票システムの利用、例年と比べて心電図自体が見やすいなどwebならではのメリットも感じました。
(文責:峰松)
大塚泰史先生よりご挨拶
2021.08.07
長らく佐賀大学医学部小児科で診療にあたられておりました大塚泰史先生が、次のステップに向けて、大学を退官されることになりました。
最後の勤務日である7月30日に、ご挨拶がありました。松尾教授からのお礼の言葉と大学教員とで記念撮影をおこないました。また、新たな門出の記念にと、花束とささやかではありますがお祝いの品をお送りさせていただきました。
大塚先生からお言葉をいただきました。
1997年 佐賀医科大学医学部(現佐賀大学医学部)卒業、同大学小児科入局
1998年 鹿児島市立病院 小児科研修医
2000年 大分赤十字病院 小児科研修医
2001年 佐賀医科大学附属病院 小児科研修医
2005年 国立成育医療センター第1専門診療部 腎臓科医員
2006年 佐賀大学医学部附属病院 小児科医員
2007年 佐賀大学医学部附属 小児科助教
2017年 佐賀大学医学部附属病院 小児科特定講師
2019年 佐賀大学医学部附属病院 小児科講師
2001年以降、小児腎泌尿器の専門として臨床、研究、教育に携わってきました.ご指導いただきました先生方、お世話になりました同僚や後輩の先生方、スタッフの皆様には大変感謝しております.また一緒に歩んできました患者様にも、どれくらいの医療や安心を提供できたか分かりませんが、大変お世話になりました.
2021年10月からクリニックを開業し、町の医師として働き出します.これまでとは違う医療ではありますので、私自身頑張る所存ですが、皆様にはご迷惑をおかけすることもあろうかと思います.その際は、ご指導、ご鞭撻いただきますよう、お願いいたします.
これまでありがとうございました.
令和3年8月吉日 大塚泰史
2021年度佐賀大学小児科専門研修プログラム第一回合同勉強会
2021.08.07
7月31日に、2021年度の最初の小児科専門研修医プログラム合同勉強会を開催しました